クラウドファンディング-curioucity

起業に最適な資金集め方法

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東日本大震災を支援

東日本大震災と寄付については、今でも興味があり、もちろん震災直後にもいくつかのボランティアに参加しました。

当時被災地と呼ばれていた地域に住む私にとって、私よりもずっと辛い思いをされた被災者の皆さんを一番身近に感じた瞬間は、テレビやネットなどの中ではなく、現実の暮らしの中にありました。

それは、普段散歩でよく遊びに行く公園の体育館に隣県の被災者の皆さんが寝泊りしていることを知った瞬間でした。

ボランティアをしている知人によれば、ご両親を亡くした小さな子供さんも含まれるとのことでした。

そんな幼い子供さんたちに何か出来ないか?と思っていたところ、通園バッグを作って寄付するボランティアを知りました。

日頃から手芸が好きだった私にぴったりなボランティアだと思い、早速、参加することにしました。

すでに子供が大きくなってしまった私ですが、キャラクターもののキルティング生地を選んだり、ミシンで縫ったりしている間じゅう、わが子の幼き日々が脳裏をよぎりました。

入園・入学・新学期を迎える子供達、本来であれば、新しいクラス、新しい担任の先生、新しい友達など、期待に胸を膨らませる時期です。

両親や祖父母からの暖かい愛情を受けながら、お祝いをしてもらったりするはずの幼い子供達です。

それなのに、学校を失うどころか、家や家族を失った子供達の中には、通園バッグを縫ってくれるお母さんがいない子も存在することでしょう。

レシピどおりの寸法で作った通園バッグの中には、メッセージカードを入れて一言添えるようにとの指示がありました。

新しい通園バッグを目にした時、中に入れられたメッセージを読んだ時、その瞬間だけでも子供たちの心に「嬉しい」という明るい感情が芽生えるよう、さりげなくとも明るくなるようなメッセージを一所懸命考えました。

私が作ったものも含めて、寄付で集まったバッグは、東京のボランティア事務局から被災した子供達に配られたとのこと、とても喜んでいたという報告書を読んで、胸が痛くなりました。

 

エンジェル投資家のようなリスクを積極的に背負うクラウドファンディングが重要になる

投資するにはリスクがあるわけです。
どんな形であれ、例えば資金提供に関しても寄付行為でなければ一定の見返りを期待しますからクラウドファンディングもまたそのことが重要視される時代になりつつあるように感じます。

個人が映画やベンチャー、イベント、本の出版など幅広いプロジェクトに出資をするプラットホーム型のファンディングシステムがクラウドファンディングです。
少額からの出資で、出資者にはイベントの招待状や、サービスの割引、特産品がもらえたりします。
寄付行為のクラウドファンディングもありますが、主流は見返り型です。
投資として考えている人が多いからなのか、それともどんな形であれ目に見える対象に投資したいという投資の根源的な心理に即したものなのか解釈の余地はありますが、やはり投資するからには見返りが重要であることが分かります。

その中で日本ではあまり聞かない「エンジェル投資家」と呼ばれる人たちが重要な役割を果たし始めています。
普通投資は銀行や投資会社などが数億円単位で行うものが多いですが、クラウドファンディングの場合はそこまで巨額な資金は必要としていない例がほとんどです。
まして信用も何もない状態で数億円なんて額は借りられませんからベンチャー企業や、その他個人が資金を集める際にはその信用がない事を背負ったうえで出資してくれる存在が必要になります。

それがエンジェル投資家です。
名前は可愛らしいですが、かなり積極的な投資家です。
個人資産家はこれから可能性があるプロジェクトに対してまとまった金額を提供して、利益が出れば見返りとして株式などの利益を期待します。

日本でクラウドファンディングが普及し始めてまだ日が浅いですが、それでも勢いを感じない状況が続くのはこのようなエンジェル投資家の存在が不在だからとも言われています。
お金儲けを考えている人たちですから、「支援」というよりも「介入」を好む投資家は日本人的には苦手なのかも知れませんが、ベンチャー企業育成にもこのようなリスクを背負いながら巨額の支援をしてくれる存在が必要なのです。

夕張市の取り組み

銀行からお金を借りるのは面倒です。
しかも審査を受けて大量の書類を書いて、延々と待たされてやっと審査が下りても希望金額を借りることができない場合がありますから巨額な資金を受ける場合には銀行から借りるメリットがありますが、少額の場合、例えば100万円~500万円程度ならばもっと効率よく資金提供を受けることができます。

それがクラウドファンディングです。

個人から資金提供を受け付けて目標金額に達成すればプロジェクトは開始されます。
ゲームや店を開く場合や他にもCDや本の発売、映画、科学技術の研究資金、ベンチャー支援、政治運動資金にも利用されており、少額ながら汎用性が高い資金提供の仕組みとなっています。

利用する側も個人や企業や団体、他にも自治体も利用しています。
特に資金提供の条件は複雑ではありませんから、肩書が何であれ、支援者を集められれば自治体であろうが、国家であろうが利用できるのです。
自治体は資金を使う際に様々な手続きを経る必要があります。
それだけで1年以上かかることもざらですし、ましてその資金(予算)を自由に使えない状態の自治体だったらどうなるでしょうか。

夕張は2007年に360億円の借金を抱えて破たんした自治体です。
破綻すると国によって予算が厳重に管理されてしまいますから、夕張市は何をするにも資金難になってしまいました。
そこで夕張市が個別に資金提供を考えてその結果目を付けたのがクラウドファンディングだったのです。
夕張市にしてみると手数料を支払うだけで希望金額が国の決済を経ずに手に入りますから、サッカーゴールや図書館やイベントなどに積極的に利用し始めています。

出資者には特産の「夕張メロン」が送られて他にもマスコットキャラクターのキーホルダーなどが送られます。
売りが少ない自治体として見返りの品が少し物足りなさを感じてしまう点は置いておいて、自治体が積極的に新しい活動を使用している点に関しては評価できます。
これから全国の自治体がクラウドファンディングを積極的に利用して独自の活動をしてもらいたいです。

市場

世界中におけるインターネットの整備とその利用が促進される中、これまで個人と個人の言わば中継地点として機能していた各種組織、団体を飛ばし、直接個人間で情報や物資、金銭のやり取りが行われる様になって来ています。
これらには例えば、インターネットオークション等があり、このサービスはその普及段階において様々な問題が発生しましたが、それらを解決しながら普及が進み、今では個人が不用品を処分する際の有力な手段としてだけではなく、公的機関でも利用が行われる様になって来ています。
さて、この様にインターネットによって人と人の繋がりが激変しているのですが、ここ最近、この変化に新顔が登場しました。
それがクラウドファンディング、金融機関ではなく、個人がインターネットを経由してお金を貸すと言うサービスです。
既にアメリカではこのサービスはかなりの速度で普及しており、アイデアはあるけれども資金が無いので製品が実現できないと言う人が開業資金をこのサービスから得ると言った事や、あるいは極端な例ですが、海外の報道によれば学生が私設軍隊を設立し、国民に圧政を強いる独裁者を倒す資金をクラウドファンディングから得ようとしたケースもあったそうです。
さて、この様に既に多様な資金ニーズを満たし始めているクラウドファンディングですが、その市場規模は現在の所、従来の資金調達方法の市場規模を圧倒的に下回っています。
米Crowdsourcing社の調査によれば、2011年の市場規模は全世界で14.7億ドル、そしてアメリカ政府の規制緩和後の2012年にはこれが28億ドルになるのではないかとの事です。
しかし、この調査通りであれば一年でおよそ2倍の速度で市場が拡大している事となります。
コンピュータ業界にはムーアの法則と言う物があるのですが、この法則はおよそ1.5年で集積回路上のトランジスタ数が2倍になると言う物です。
このムーアの法則が示すペースで急激に発展を続けたコンピューターは、性能が短期間で急上昇し、またその価格もすさまじい勢いで低価格化しているのはご存じの通りです。
Crowdsourcing社の調査はクラウドファンディングの普及ペースがこのムーアの法則を上回っている事を示しています。
これは、ムーアの法則に基づく急激なコンピューター業界の発展が世界を決定的に変えた様に、クラウドファンディングも世界を決定的に変える可能性を示しているのではないでしょうか?
また、日本でもサービスは普及し始めているのですが、最近はアイドルや歌手に特化したエンタメ系サービスのhttp://fancolor.jp/も生まれました。
今後のクラウドファンディング業界の動向に注目せざるを得ないと思います。

クラウドファンディングの始まり

近年、日本でも「クラウドファンディング」という言葉をよく聞くようになってきました。クラウドファンディングとは多数の人がインターネットで他の人々や団体に資金の提供(投資)を行うもので、それを一つのファンドという形にする少額の投資のようなものです。
アメリカを中心に古くからこの資金調達方法はあり、有名なのはキックスターターというクラウドファンディングのプラットフォームがあります。日本でもここ数年からスタートアップ企業や社会起業家達が取り入れるようになってきており、例えば、IPS細胞でノーベル賞を受賞した山中教授の研究所がこのシステムを利用して資金調達をしてみたり、東日本大震災後の復興と地域振興のために津波の被害にあった地域で新たに事業を興す人がこのクラウドファンディングを活用しています。
クラウドファンディングの特徴は、企業等に資金を投資したリターンとして何か有形のモノやサービスを企業から受けるというものがあります。前述した東日本大震災関連で言えば、東北の漁業をを復興させる企業であれば、そこで取れた海産物を加工したものを定期的に投資家にリターンするというモデルがあります。
クラウドファンディングは対象が企業や団体だけでなく、個人に対しても行われています。例えば海外留学の費用をクラウドファンドで集めたり、日本とアメリカで遠距離恋愛をしているカップルが年に1回会うための渡航費用を集めたりということがあります。もちろん、それぞれ何かしらのリターンを用意していると聞きます。
また最近では、連続起業家の家入一真氏がTwitter上で呼びかけたことを発端にある独身女性の出産費用がクラウドファンドのような形を利用したことで一瞬にして資金が集まったということがありました。
このように、日本でもスタートアップ企業を初め多くの団体や個人で活用され始めているクラウドファンディングは今後も資金調達の一つの方法として活用されていくでしょう。