クラウドファンディング-curioucity

起業に最適な資金集め方法

rainbow

Archive for the ‘プロジェクト’ Category

エンジェル投資家のようなリスクを積極的に背負うクラウドファンディングが重要になる

投資するにはリスクがあるわけです。
どんな形であれ、例えば資金提供に関しても寄付行為でなければ一定の見返りを期待しますからクラウドファンディングもまたそのことが重要視される時代になりつつあるように感じます。

個人が映画やベンチャー、イベント、本の出版など幅広いプロジェクトに出資をするプラットホーム型のファンディングシステムがクラウドファンディングです。
少額からの出資で、出資者にはイベントの招待状や、サービスの割引、特産品がもらえたりします。
寄付行為のクラウドファンディングもありますが、主流は見返り型です。
投資として考えている人が多いからなのか、それともどんな形であれ目に見える対象に投資したいという投資の根源的な心理に即したものなのか解釈の余地はありますが、やはり投資するからには見返りが重要であることが分かります。

その中で日本ではあまり聞かない「エンジェル投資家」と呼ばれる人たちが重要な役割を果たし始めています。
普通投資は銀行や投資会社などが数億円単位で行うものが多いですが、クラウドファンディングの場合はそこまで巨額な資金は必要としていない例がほとんどです。
まして信用も何もない状態で数億円なんて額は借りられませんからベンチャー企業や、その他個人が資金を集める際にはその信用がない事を背負ったうえで出資してくれる存在が必要になります。

それがエンジェル投資家です。
名前は可愛らしいですが、かなり積極的な投資家です。
個人資産家はこれから可能性があるプロジェクトに対してまとまった金額を提供して、利益が出れば見返りとして株式などの利益を期待します。

日本でクラウドファンディングが普及し始めてまだ日が浅いですが、それでも勢いを感じない状況が続くのはこのようなエンジェル投資家の存在が不在だからとも言われています。
お金儲けを考えている人たちですから、「支援」というよりも「介入」を好む投資家は日本人的には苦手なのかも知れませんが、ベンチャー企業育成にもこのようなリスクを背負いながら巨額の支援をしてくれる存在が必要なのです。

夕張市の取り組み

銀行からお金を借りるのは面倒です。
しかも審査を受けて大量の書類を書いて、延々と待たされてやっと審査が下りても希望金額を借りることができない場合がありますから巨額な資金を受ける場合には銀行から借りるメリットがありますが、少額の場合、例えば100万円~500万円程度ならばもっと効率よく資金提供を受けることができます。

それがクラウドファンディングです。

個人から資金提供を受け付けて目標金額に達成すればプロジェクトは開始されます。
ゲームや店を開く場合や他にもCDや本の発売、映画、科学技術の研究資金、ベンチャー支援、政治運動資金にも利用されており、少額ながら汎用性が高い資金提供の仕組みとなっています。

利用する側も個人や企業や団体、他にも自治体も利用しています。
特に資金提供の条件は複雑ではありませんから、肩書が何であれ、支援者を集められれば自治体であろうが、国家であろうが利用できるのです。
自治体は資金を使う際に様々な手続きを経る必要があります。
それだけで1年以上かかることもざらですし、ましてその資金(予算)を自由に使えない状態の自治体だったらどうなるでしょうか。

夕張は2007年に360億円の借金を抱えて破たんした自治体です。
破綻すると国によって予算が厳重に管理されてしまいますから、夕張市は何をするにも資金難になってしまいました。
そこで夕張市が個別に資金提供を考えてその結果目を付けたのがクラウドファンディングだったのです。
夕張市にしてみると手数料を支払うだけで希望金額が国の決済を経ずに手に入りますから、サッカーゴールや図書館やイベントなどに積極的に利用し始めています。

出資者には特産の「夕張メロン」が送られて他にもマスコットキャラクターのキーホルダーなどが送られます。
売りが少ない自治体として見返りの品が少し物足りなさを感じてしまう点は置いておいて、自治体が積極的に新しい活動を使用している点に関しては評価できます。
これから全国の自治体がクラウドファンディングを積極的に利用して独自の活動をしてもらいたいです。